
コヨメナ(小嫁菜) Kalimeris indica
キク科の多年草である。道端で見かける野菊の一
種。若葉は食用になり、上海周辺では野菜として利用
される。
いわゆる野菊に類するものである。ヨメナに似る
が、全体に小型で、背丈は30cmから60cm程度。 7月ご
ろに茎の先端から花茎を伸ばし、その先端に花をつけ
る。 頭状花序で、花弁は薄紫色か淡い黄色。
地下茎があり、小さな群落を作る。葉は卵状楕円形
で、粗く低い鋸歯がある。色は深緑で、すべすべして
いる。茎が赤いものと緑色のものがあり、食用には赤
いものが向く。

春に若葉を摘んで食べる。独特の香気があり、さっ
ぱりした食味の山菜と扱われている。江蘇省では枸杞
の葉、菊花脳(南京菊の若葉)と合わせて「南京三宝」
と称し、地方独特の野菜として扱われる。
日本では雑草や山菜に類するものであるが、中国で
は野菜として2月末頃に種を蒔き、清明節ごろから2回
収穫される。
生薬として、夏か秋に全草または根を採集し、乾燥
して利用する。清熱、解毒などの作用があるとされ。
臨床では、全草を煎じて、内服させたところ慢性気管
炎に効果があったとの報告がある。

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